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桜の木の影から女性は姿を現した。
その女性は優人と同年代位でまだ幼さの残った顔をしていて可愛く髪は優人程ではないが黒く1つに結んだポニーテールで身長は160前半の大きさ位だ。
少女の名は桜井 七海
優人と同じ年齢で通う学校も同じ
無論クラスは一緒だ。
「チッ」
優人は舌打ちをすると方向転換をして帰ろうとする。
「ちょっと舌打ちって何よ?あたしは注意しただけよ」
七海は不服そうに優人の背中に言葉をぶつけるも華麗にスルーされ優人は去っていった。
「もう、何なの!?あの人は」
七海は優人の態度が相当気に入らないようで怒りを憶えたようだ。
怒ると口調がちょっと恐くなるみたいだし。
「次に会った時はどうしてやりましょうか?」
七海はまだ優人と一緒のクラスだとは知らなかった。
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