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僕の大好きな匂い、僕の大切な人、僕の家族
海翔
「ふ、みょ…」
僕は海翔の夢を見てた
「…っうえ?カイト?」
そして僕が夢から目覚めたら、本物の、海翔が隣に居た。
「カイトらぁ、へへっ」
僕は教室での海翔との再会を思い出した
本当にカイトが隣に居る。
僕は海翔の服の袖を握り、海翔は僕の腰を掴んでいた。
眠っている海翔もかっこいい。
海翔が寝ている姿をあまり見ないので、つい見惚れてしまう
…だって、海翔がかっこいいんだもん。
「へへっ」
「ん…、」
僕の声に起きたのか、海翔は目を覚ました
「…輝羅」
僕の名前を呼んで僕をギュウっと抱きしめる。
「かいと…」
僕もぎゅうって抱きしめる。
「そう言えば輝羅」
たっぷり海翔とハグした後に海翔が僕に聞いてきた
「なぁに?」
「熊太郎はどうした?」
熊太郎は僕の大切な人形
「くまた?くまたは詩焔のへやっ」
「…詩焔?」
「ふふっ、詩焔はね?ボクのともだちなんだよっ」
「……友達?」
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