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その時
─ガチャッ
「おいッ!
何外で叫んでんだ中に入れ!」
タオル姿の人が扉を開けて、ガシッと効果音付きで僕の腕を掴んだ
「のあ゙ー!!
掴まれたァアア!」
もうパニック中
「そんなに叫ぶな!
俺がなんかしたみたいだろーが!
とにかく中入れ!」
僕は腕を掴まれ部屋の中に連れられた。
「何後ろ向いてんだよ。
そんな俺の顔がこえーか!?
それにしたってビビり過ぎだろーが」
まぁ確かにタオル姿の人の顔は優しそうでは無い、逆に街にいたらヤクザにでも間違えられそうな顔だ
でも輝羅の家業も家業なので全く怖くない
輝羅が後ろを向く理由は…
「そおじゃなくてっ
ふ、服早く着て!」
「なんだよ
タオル巻いてっから大丈夫だよ」
「それでも服着てぇっ」
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