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鬼霊「……」
霊夢「鬼霊…」
二人の間に静かに流れる時間…短い時間が長く感じる
霊夢は自分が緊張しているのがわかっていた
最初に一戦交えた時に感じた力の差…
霊夢は自分の拳が汗ばんでいるのを感じた
自分を一瞬で戦闘不能にまで追い込んだ相手…
闘っても負けるとわかっていた
だから足が竦んで前に踏み出せない…
自分の弱さを痛感した
鬼霊「なんだ…かかって来ないのか霊夢?」
霊夢「……」
鬼霊「なら此方からいくぞ!」
霊夢「うぅ…」
魔理沙「マスタースパーク!」
鬼霊「!?」
鬼霊の頬を迷い無き一筋の閃光がかすった
魔理沙「ぼーっとしてるなよ霊夢お前らしくないぜ」
飛んで戻って来た魔理沙が霊夢の眼をみながら言う
霊夢「魔理沙…」
迷い無き魔理沙の瞳
霊夢は迷っていた自分が馬鹿らしくなった
迷っても仕方ない今は目の前の異変に立ち向かうのが一番自分らしいと思った
魔理沙「目は覚めたか霊夢?」
霊夢「覚めるも何も私はずっと覚めてるわよ」
魔理沙「はっ…お前らしいや」
霊夢「いくわよ魔理沙!」
魔理沙「こっからが本番だぜ!」
鬼霊「どいつもこいつも私の邪魔をしおって!」
霊夢・魔理沙『お前は此処で終わりだいくぞ鬼霊!』
鬼霊「貴殿ら二人ではぶが悪い此処は退くか…」
シュン
魔理沙「おい!まて!…畜生!また逃げられた!」
霊夢「次こそ倒すわよ!」
魔理沙「おう!そうだな!さて霊夢一緒に闘ってくれるよな?」
霊夢「勿論よ」
こうして霊夢はまた戦線に立つ事になった
そして二人は白玉楼へ向かうのだった
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