お願い 大鳥
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「あ、若林起きてたの」 整えていないサラサラの髪にサンダル姿の春日が、コンビニの袋を下げて立っていた。 なんだか俺は放心状態で、何も考えられなくてただ春日のほうを見上げた。 ずんずんと春日はやってきて、テーブルに袋を置き、空いた手をそのまま俺の頭に置いた。 よいしょ、と腰をおろす。 「どしたの」 ――優しい声。 俺はどうしようもなく泣きたくなった。 .
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