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「さっき過呼吸になった時、かすが、かすがって何回も呼んでたでしょ。
…若林が助けを求めたら、春日はいつでも飛んでいくから。
だからそんなこと若林は気にしなくてよろしい。」
まぁ求められなくてもずっとそばにいますけどね、 へっ。
おどけた調子で言う春日。
春日のふとした優しさに、胸が熱くなる。
お前の相方―――…
恋人でよかったよ、春日。
恥ずかしいからぜってー口には出さない。
…けど。
その代わりに、俺はすぐ横にある春日の唇に、ちゅっと軽く口付けをした。
――春日の顔が赤くなったのは、言うまでもない。
END
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