いつもそばに 大鳥

13/14
前へ
/400ページ
次へ
「さっき過呼吸になった時、かすが、かすがって何回も呼んでたでしょ。 …若林が助けを求めたら、春日はいつでも飛んでいくから。 だからそんなこと若林は気にしなくてよろしい。」 まぁ求められなくてもずっとそばにいますけどね、 へっ。 おどけた調子で言う春日。 春日のふとした優しさに、胸が熱くなる。 お前の相方―――… 恋人でよかったよ、春日。 恥ずかしいからぜってー口には出さない。 …けど。 その代わりに、俺はすぐ横にある春日の唇に、ちゅっと軽く口付けをした。 ――春日の顔が赤くなったのは、言うまでもない。 END あとがき→
/400ページ

最初のコメントを投稿しよう!

536人が本棚に入れています
本棚に追加