ここは楽屋だから 大鳥

2/5
前へ
/400ページ
次へ
「…痛っ」 台本をめくった時に鋭い痛みが走った。 「どうした若林」 同じく台本を見ていた春日が顔を上げる。 「あー、紙で指切ったみたい」 傷自体は浅いみたいだが、人差し指からはうっすらと血がにじんできている。 「春日に見せて」 と言われ俺は右手を差し出した。 .
/400ページ

最初のコメントを投稿しよう!

536人が本棚に入れています
本棚に追加