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しばらくされるがままになっていたが、堪え切れなくなり空いている手で春日の頭をぱしっと叩いた。
「もう血止まってるけど」
無表情でそう言うと春日の動きが止まった。
口から手をぬく。
「いや…なんかこう…むらっと?」
いやらしい顔で春日は笑い、また続けようとする。
「もうかす…」
―コンコン、オードリーさん出番でーす
という言葉に、二人はばっと離れる。
「春日…」
思い切り睨みつけてやる。
「続きは春日の家でしましょうな」
そう囁きドアへ向かおうとする春日に、後ろからグーのパンチをお見舞いしてやった。
END
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