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フレア視点
(あそこにいる3人…どうしたんだろう?あまり楽しんでないのかなぁ)
フレアはアクス達に声をかけてみた。
「新入生の方ですか?」
「そうですが…あなたは?」
とウィルバー。
「私はフレア・ウィオードと申します。あちらにいらっしゃるリオンさんの知り合いです。」
リオンの名を聞いてウィルバーとアクスは、さっきおきたことを思い出し、少し青ざめた。アクス達に何があったかをしらないフレアとカルヴァンは不思議そうに2人をみていた。
「フレアさんどうしたの?あっ、アクス君と…へたれだ。こっちに来て話をしようよ。」
断われない空気が漂うなかアクス達はリオンのもとに向かっていった。
フレアは、どうやらリオンよりは常識のあるお嬢様らしい。ウィルバーとアクスはホッとした。
一方、カルヴァンは破天荒な変人御曹司であることも二人は知っていた。面倒なのであえて無視しておく。
「そう言えば、フレアさんはチーム、入ってないのでしたよね?」
「はい、お恥ずかしながら…」
リオンの問いに、恥ずかしげに俯くフレア。すかさずリオンは、上機嫌でこう切り返した。
「なら、貴女にはブルーバードシルバーの位を授けましょう。」 強引に、しかし彼女には悪気は無いのだからタチが悪い。結局、フレアはこくこくと頷くのであった…。
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