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数時間後、アクスとウィルバーは食堂へ駆けていた。
昼寝をしてしまったので、夕飯に遅れてしまいそうだからである。
「カレーライス、残ってますように…!」
食堂に到着すると、ミレスト達が一番良い席を確保していてくれた。
どうやら、食堂はリオンが買収したようだ。お陰で、ブルーバードメンバーの為だけに、三ツ星レストランのシェフが雇われることとなった…。
周りの生徒の視線が痛かったが、食事は美味だった。
食事も終わり、明日の予定を話し合う。
「明日は、訓練所に行かないか?」
「賛成ッス~」
訓練所とは、学園の地下にある施設である。深い階層に行けば行く程強い敵が襲ってくる。
早く卒業したい生徒は、ここで手っ取り早く単位を貯めるようだ。何よりも、強くなれるのだ。
相談の末、ウィルバー・アクス・フレアは前衛。ミレスト・リオン・カルヴァンは後衛といった具合に、役割分担を決める。
ウィルバーとアクスは剣士であるし、フレアは槍士だから当然。ミレストは氷魔法を得意とするし、リオンは炎と光を得意としている。カルヴァンは弓使いらしい。
各自武器防具を揃え、明日に備えることにした。
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