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俺はうげっと空えづきした。
なんなんだ?お前その喋りは。まさか自分で可愛いと思ってんのか?はぁ~…おめでたい奴…
俺がため息をついていると
「なぁ~ラッシュ」
カレシが俺を触りに手を伸ばしてくる。
「ウゥ~…」
(触るなっ)
俺は唸った。
「早く家のメリーナちゃんと…」
手が迫ってくる。
触るなと
「結ばれてさぁ」
言ってるだろ!
ガブッ!
「うひいぃっ!!」
俺は思い切り噛んでやった。
カレシは腰を抜かして震えている。
今にもチビりそうな面してんじゃねーよ。くくくっ
ガチャリ
俺は鎖につながれた。
「私のダーリンに噛みついた罪は重いわよ」
バカ女が言った。
なに真顔でだせぇセリフはきやがる。
「ダーリンの手当がすんだら…月に変わってお仕置きよっ」
一昔前のアニメのポーズをとる。
痛い…いろんな意味で痛いぞそれは…
バカ女が家に戻っていった。
さて、どうしたもんかな…お仕置きなんてあのバカ女何するか分かったもんじゃねぇ。
ブッサイクのメス犬なんか連れてこられた日にゃ…死ぬな。
俺はあれこれ考えた。
ダメ元で鎖を強く引っ張った。
ブツッ!
途端に首輪と鎖が別れた。
ラッキー♪そういやぁバカ女、俺を買ってから一度も鎖の手入れしてなかったな。やっぱりバカ女だな
俺はほくそ笑んだ。おっし!これでどこへでも行けるぞ!
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