注意書き

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「はぁ…」 歩き始めたのは良いけど、1人じゃつまんねーな~。 賢太郎、今頃何してんのかなー。 きっと無理に盛り上げようとか頑張ってるのかなー。 ちょっと賢太郎に電話し… 彼との連絡の為、手には持ってた携帯を目の前まで上げてみたものの… 頭を過ぎる賢太郎さんの恐い顔。 …否、今は止めとこ。 怒られる。きっと。 うん。絶対、怒られる。 独りで悶々と考え込んでいたら、何時の間にやら南3て通りを通過してた… 「あれ?」 一本、後ろじゃん。 慌てて引き返して、彼にメールする事にした。 「えーっと?“着きました。”っと、“ココから何処に向かえば”、“良いですか?”っと。よし、送…」 「仁さん?」 送信ボタンを押そうとした瞬間、声を掛けられた。 「…信って、あれっ?戸次さん!」 勢い余って押しちゃったよ~。 「シゲで良いですよ」 しかも送った相手、目の前に居るしー。 「久しぶりですね。この間、観に行かせて頂いた公演以来でしたっけ?」
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