プロローグ

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街中。 審判「さてさて! 今日もまたアビトルが行われようとしております!」 アルス「えっ、アビトル?」 カイト「何だそりゃ」 ナビィ「誰かぁ、シャワーでもぉ、浴びぃとるぅ? とかぁですかぁ?」 マリン「何でやね……いえ……ウチ何も知らんです、けど……」 審判「そのアビトルとは何かっ!?」 ヤマト「お主が聞いてどうする」 審判「説明しよう!」 ワリオ「チミ、一度病院で診てもらうといいでち」 審判「アビトルとはっ!! …………」 ハル(男)「焦らすねぇ?」 タリバン「ぶっちゃけ、どうでもいいんだけど」 ラスト「自分もう部屋帰っていい?」 審判「……後、一人……ほらっ」 サリア「……馬鹿馬鹿しい」 審判「キター!! 今世紀最大のビッグイベントゥ!! それが、ア、ビ、ト、ル、だぁーっ!!」 アルス「審判のあの盛り上がり……ひょっとしたらひょっとするのか!?」 カイト「つまんなかったらぶん殴ってやっからな!?」 審判「貴方達なら飛んで喜ぶ場外ホームラン間違いなし!」 ワリオ「もう大体予想ついてるでち」 ハル(男)「さすが。インテリだね。みんなは?」 タリバン「美を追求する何か……コンテストとかさ」 ヤマト「わしは腹が減ってきたぞ」 マリン「それ関係な……いえ……ウチは、その……ま、漫才、とかだと……いいなぁ」 ナビィ「みぃんなでぇ、シャワーでぇも浴びぃるんでぇすかねぇ?」 サリア「どうでもいい」 ラスト「同感。自分そろそろ帰っていい?」 審判「あ、待って! 真面目に説明しますからーっ!」 審判(相変わらずノリが悪い子いるなぁ……と、とにかく頑張ろっ!) 審判「アビトルとはっ、アビリティバトルの略で~っす! ちなみに漢字で書くと、能力戦闘となりま~っす!」 アルス「……バトル……!?」 カイト「……戦闘……!?」 審判「そのと~り! 皆さん、ついに戦える日がやって来たのですよ~っ! ひゃっほぉ~いっ!」 アルス「もうやってるんだけど」 審判「えっ?」 カイト「ずっと前から、俺たちは戦ってるっての!」 審判「でも能力は……さすがに使わないですよね?」 マリン「あの……すいません……皆さん、思い思いに能力はその、使ってます……」 ハル(男)「当たり前じゃん? 暇何だからさ」 ヤマト「まさか気づいてなかったのか?」 審判「……だ、だって……戦闘とか能力の使用は、今までずっと禁止されてたじゃないですか~っ!?」
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