空が見た雲

10/15
前へ
/83ページ
次へ
「翔…?」 「雲の上に行けばきっと…空に…」 翔はそう言って、私の手を引いて走った。私は翔のペースについていくのに必死で、周りを見ている余裕はなかった。 「もう少しだ」 いつの間にか上り坂になり、私は何とか翔に手を引かれながらなんとか坂を上りきった。
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加