空が見た雲
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「―――桜(さくら)!」 何度も呼んでいたらしい。ふっと顔をあげると、そこには翔の顔があった。 「翔…」 「大丈夫か?」 「……」 大丈夫なのかどうか、私にはわからない。私が、わからない。 「そんな顔してたら、空が悲しむぞ」 卒業式が終わって、教室に戻ってきたことにようやく気がついた。 「…うん」 私はそれしか言えなかった。言葉を口に出す気力もなかった。
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