離陸

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トラックに乗り、滑走路を脱出した3人は、ターミナルで卯月と文に合流した。 「隊長・・・・なぜ日本軍が――」 「分からない・・・・とにかく日本軍の相手は米軍に任せて、私たちは総理を安全なところに――といってもコンコルドは使えない・・・・美宇、米軍に連絡してUH-60を1機貸してもらって」 「了解・・・・はい、はい、お願いします。隊長、ヘリポートに1機あるそうです」 「OK・・・・乗務員は米軍に任せたし・・・・あとは私たちだけね。総理、離れないでくださいね!」 そう言って5人は総理を連れ、屋上のヘリポートへと走った。 ********** 3分走ると、ヘリポートに到着した。 ヘリポートにはデザートカラーに塗装されたUH-60があった。 「美宇、文、パイロットお願い。総理、後ろへ」 パイロットがいない為、UH-60の操縦は経験のある美宇と文が行う。 残りは後ろの座席へ回った。 「隊長、目的地は?」 「真珠湾に停泊している米海軍空母「シエラ」に向かって」 「了解」
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