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そのスタームルガーPC9を持った5人の警護は周囲を確認した後、中央の2台目の車から新日国首相である川上将平が降りた。
その瞬間、報道陣が一斉にカメラのフラッシュを焚く。
「首しょ・・・・」1人の記者がインタビューをしようとするが、警護の1人がその記者を睨みつける。
質問しようとした記者は言葉を失った。
それを無視して、一行は先へと進む。
このこともあり、これ以上質問する記者はいなかった。
そして、一般人の入れない場所へ入っていってしまった。
「流石NSAT・・・・質問すらできねぇよ・・・・」
記者の1人がそう呟く。
そう、あの警護は新日遠征陸軍の特殊部隊、NSATの要人警護班の隊員なのだ。
NSAT隊員と言うだけあって、放つオーラがまったく違う。
一般人とは違う、スペシャリストのオーラだ。
「でも、あれ全員が女性なんだろ?」
「なんで女性なんだろうな」
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