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超音速の旅客機として注目されていたコンコルドだが、欠点も多数ある。
1つは燃費が悪いこと。
もう1つは燃費の悪さに比例して航続距離が短いと言うこと。
その為、こまめな給油が必要であり、今回も数回の給油を予定している。
機内の安全チェックも終了し、5人は与えられた部屋に入った。
機内は少し改装されており、通常の旅客機とは違い、座席はなく個室が6個設置されている。
すでに離陸した宮崎空港は遠くなり、コンコルドは雲の上に出ていた。
ちなみに今回の飛行ルートは
宮崎空港→ホノルル空港(給油)→ダレス空港(給油)→ヒースロー空港
となっている。
『新日本連合軍エアフォースワンへ。こちら護衛のF/A-18E‘ミネルバ‘、護衛を終了し、離脱する』
「こちらエアフォースワン、了解、護衛を感謝する」
窓の外でF/A-18Eがバンクを振ってコンコルドから離れていく。
ここからはホノルル空港までの単独飛行だ。
旅の安全を祈りながら、夏実は外を見ていた。
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