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「どけ‼前、見えないだろ‼五月蝿い‼耳障りなんだ‼もぉ全部消えてくれ。世界は俺一人だけでいい。自分自身がその全て。他人の価値観なんて意味はない。俺は誰かとわかりあうことなんて一生出来ない」
そう音操(ネク)が
思っていたとき
一瞬にして
目の前が真っ暗
になり
目覚めた時には
渋谷のスクランブル交差点
に倒れていた
起き上がって
見ると手に違和感
を覚えて
手を広げてみた
そこには
見慣れないバッジ
をネクは持っていた
そのバッジを
何気なく投げて
キャッチすると
頭の中に人々の
言葉が一気に
ネクの頭の中に
流れ込んだ
「⁉⁉…あ、頭の中に言葉が…流れこんできた‼なんだ今のは?…このバッジのせいなのか?」
ネクはバッジを見た
「………もう一度試してみよう」
そのバッジをネクは
もう一度投げてみた
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