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“何で早く言ってくれないのよ!それにあんたもいつのまにか座ってるし”
“いや、美咲が先生きたって教えてくれたじゃねえか。綾香も返事してたけど、その様子だと適当に流してたくさいな”
「日下どうした?早く席につけ~」
「あ、はい!すみません」
綾香は慌てて席に着く。美咲は何やってんだか。っと、いう顔で見て、恭夜は笑っていた。
・・・
「綾香は明日からどうするの?」
昼休み。綾香はいつものように三崎と食堂でお昼ご飯を食べていた。
「明日からって何かあんのか?」
一ついつもと違うことは恭夜がいることだ。
「紫神くん何言ってんの?明日からゴールデンウイークじゃない?」
“ゴールデンウイークってなに?”
“知らないの?ゴールデンウイークってのはこどもの日とかみどりの日とかで1週間ぐらい休日になること”
「あぁ、明日からか。忘れてたよ」
「そうなの?紫神くんみたいな人は絶対忘れなさそうに見えるけど」
「転校とか引越しが忙しくて忘れてたんじゃない?」
綾香がフォローする。
「それもそうだね」
美咲は納得したようだ。
“俺みたいのは忘れないってどういう意味?”
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