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学校が終わり、美咲と別れて、綾香と恭介は2人で帰っている。
「そういえば、何でなにも言わずに学校に通ってんのよ。しかも私以外にも見えてるし…」
「お前が独り言嫌だから話し掛けんなって言うからわざわざ実体化したんだよ。そしたら、実体化してっと学校に着いてけねぇから朝早くから急いで手続きしてたんだよ」
「あっそ、でも明日から学校休みだから苦労も無駄になっちゃったね」
「だな。無駄に力も使っちったし」
(朝いないときは何あいって思ってたけど、朝から私のためにそんなことしてくれてたなんて、やっぱ恭夜優しいのかも)
「力って念話とかに使うっやつ?無くなってら回復しないの?」
「あぁ、自力では無理だな。俺達死神は人間を殺したくて殺してるわけじゃねえ。雇われてるから殺しに来んだ。その報酬が力なわけ」
「力が無くなるとどうなるの?」
「死ぬ。言ってみりゃあ、俺達の力は人間の栄養みたいなもんかな。飯くわんと死ぬのと同じで、力補給しないと死ぬってこと」
「じゃあ、私は恭夜が生きるために死ぬんだ」
(何かそれ聞いたらこいつのこと優しいなんか思えないかも…)
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