66人が本棚に入れています
本棚に追加
僕らは夜、偶然目が覚めてしまって、下に降りたら、灯りがついていた。
母さんと父さんが何かを話していたから、戸口で耳を済ませて聴いていた。
父さんはすぐに真面目な顔をした。
「………それはおめでたいけど…
リンとレンがなんだって?
………まさか─────」
「うん。だってもう“必要ない”でしょう?
私たちには新しい子がいるのよ?」
「っ!!!!
何を考えているんだっ?!?!
あの子たちも僕らの子供だろう?
いきなり何を言いだすんだ!?」
父さんが激昂している。
.
最初のコメントを投稿しよう!