†秘密†

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僕らは夜、偶然目が覚めてしまって、下に降りたら、灯りがついていた。 母さんと父さんが何かを話していたから、戸口で耳を済ませて聴いていた。 父さんはすぐに真面目な顔をした。 「………それはおめでたいけど… リンとレンがなんだって? ………まさか─────」 「うん。だってもう“必要ない”でしょう? 私たちには新しい子がいるのよ?」 「っ!!!! 何を考えているんだっ?!?! あの子たちも僕らの子供だろう? いきなり何を言いだすんだ!?」 父さんが激昂している。 .
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