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ここは伊達家分家。
何故分家かって?
んなもん本家が別のとこだからだよ。
建物は洋風の作りで、薔薇やきらびやかなドレスを来た婦人がお茶をたしなむのにふさわしい庭がある大きな屋敷だ。
政宗『いいかテメェ等…絶対ここから出るんじゃねぇぞ?』
そしてこの屋敷の主、政宗の目の前にはそれはまた可愛らしいメイド…
ではなく、頭にフランスパンのついた目付きの悪いヤクザ野郎共がいた。
そう。
政宗君はヤクザのお家の跡継ぎとして生まれた子なのです。
ちなみに皆には内緒にしてあります。
政宗『friendsに見つかった奴はただじゃおかねぇ…。Are you OK?』
『筆頭!!ですが…』
『…トイレはどうしたら?』
政宗『小十郎、こいつらバカだ。お前からなんか言ってやれ』
情けない質問をした部下共に呆れた政宗は説明を放棄し、小十郎に投げつけた。
小十郎『てめぇら!!トイレなら女装していきやがれ!!メイドの格好していりゃ怪しまれねぇ。分かったか』
そう言って、メイド服の入った紙袋をドサドサと床に置く。
政宗『Hey!!小十郎。ちょっと聞くが、そのメイド服どうしたんだ?』
若干青くなった政宗が小十郎に問う。
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