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政宗『Shit!!やべぇ…入学式が始まっちまった』
入学式当日にもかかわらず寝坊してしまった政宗。
家臣で幼馴染みでもある小十郎には先に行くように言ってある。
だが、思いの外準備に時間がかかり、丁度家を出た頃入学式が始まってしまった。
只今一生懸命通学路を走っている。
普段なら遅刻でもこんなに急ぐことはないのだが、今日は理由があり、必死に走る。
その理由とは、新入生の挨拶を任されているから。
入試の成績がトップだった人が毎回挨拶をしているのだ。
それともう1つ。
遅れたら家臣の小十郎にどやされるからである。
政宗『間に合うか?』
政宗が焦りながら走っていると…
ドンッ……
曲がり角を曲がったとき誰かにぶつかった。
政宗『Shit!!…どこ見て歩いていやがる!!』
?『わわっ…済まぬ…某は真田幸村。お怪我は?』
ぶつかってきたのは、いかにも体育会系ですという雰囲気を醸し出している青年だった。
政宗『いや、大丈夫だ。俺は伊達政宗』
幸村『政宗殿でござるか…(綺麗でござる…)』
政宗の容姿に惹かれた幸村は全身を見回しあることに気付く。
幸村『ん?同じ制服…政宗殿も婆裟羅学園の生徒でござるか?』
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