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不気味な 笑顔を見せる 悪魔に手を差し出す アリス
すっかり 悪に 魅せられたアリス
時が 止まっているかのような おかしな感覚…
しかし 時は いまも 確実に 進んでいるのだ
私を 殺して…
声になっていない声が 広い闇に 響き渡る
天使が くるはずもない 闇に 醜い天使が 現れる…
天使が …あっちに 逝こう と 手を伸ばす
アリスの 答えは…
私は ここに …いるわ
伸ばされた 天使の 白い手を 振り払い 悪魔の方へ 走り出す
悪臭なのか 香水なのか わからない 香りが アリスの鼻につく
それは アリスを 幸せな 気分へと 変えていた…
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