かぐや姫

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フギャー…フギャー… 姫子がいた場所には、可愛いとは言えない赤ん坊が、転がっていた。 白衣の男たちは、ニヤリと笑うと、赤ん坊を小型の宇宙船に乗せた。 青緑の細長い宇宙船で、まるで竹のようだった。 宇宙船を自動操縦に切り替え、発射させた。 「さて、どうなるかな…。ブラックホールか隕石に当たらないことを祈るよ。…月のお姫様。」 「しっかし、名前負けもいいところだなあ。」 ハハハ…。
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