100人が本棚に入れています
本棚に追加
フギャー…フギャー…
姫子がいた場所には、可愛いとは言えない赤ん坊が、転がっていた。
白衣の男たちは、ニヤリと笑うと、赤ん坊を小型の宇宙船に乗せた。
青緑の細長い宇宙船で、まるで竹のようだった。
宇宙船を自動操縦に切り替え、発射させた。
「さて、どうなるかな…。ブラックホールか隕石に当たらないことを祈るよ。…月のお姫様。」
「しっかし、名前負けもいいところだなあ。」
ハハハ…。
最初のコメントを投稿しよう!