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言葉にしなけりゃ 伝わらないのに 僕はまた それを躊躇う そんなこと 君を傷付けるとわかっているのに 口に出せないのは 決して 口先だけではない筈の言葉もまた 君を切り裂くだけの 鋭利になってしまうから 傷つくことも 傷つけることも 恐れている僕は 今日も 大きな沈黙を 越えられないでいる
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