てさかあたやなたあか

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男に不思議と怖さはない。 真っ暗な道をただ先に進んだ。 ねぇ、おじさん?? どこかで聞いた覚えの声がした。 振り向くと、電車にいた女の子だった。 女の子は笑いながら、こっちを見ている。 男は、こんな真夜中に女の子が一人でいる事に少し恐怖を感じ始めたが、勇気を振り絞って声を出す。 『てさかあたやなたあか』 女の子は、フフフと笑ってその場を立ち去った。 男は、震えが止まらなかった
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