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「沖田さん、起きてください」
「ん~…」
毎日みんなを起こす。
そこから俺の一日は始まります。
仕事よりもパシリとかの方が多い気もするけど、
気付いてないフリをしよう。
「早く起きてくださいよー」
「山崎のくせにうるさいんでィ!」
沖田さんは毎回苦戦…
でもいいんだ。
少しでも一緒にいたいから…
一応付き合ってはいるんだけど…
沖田さんは好きとか、絶対そんな事言ってくれない。
正直、ちょっと冷たい。
付き合う前と何も変わらないし、
まだキスも、手を繋いだことさえない。
本当に好きなのかなって不安になる。
けど、俺は今のままで十分だった。
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