初めての恋が終わる時

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神楽の目線の先には、楽しそうに寄り添う二人。 寂しそうな目で見た後、 自分の手に息をかけ手をこすり合わせていた。 寒いんだろうな… 俺は自分のポッケに手をいれ中に入ってる真っ白の手袋に触れた。 どうしたら渡せたんだろう。 この距離は縮めることが出来ない。 一歩踏み出したら壊れてしまいそうで怯えていた。 俺は臆病で、卑怯なんだ。 それでいいのかな…?
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