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「待て、くそアマァ！」
金髪でいかにもギャル女子高生の集団は、真っ昼間の商店街で１人の女子高生を追っていた
「煙草吸ってるやつらなんかに捕まるかっての！」
汗をかきながら１人の女子高生は走る
それについていけなくなったギャル達は立ち止まった
「あいつ……何であんなはやぇんだよ！」
「確か、陸上部じゃね？」
ギャル達は諦め、その場を去っていく
「何とか撒いたみたい」
１人の女子高生は後ろを振り返り、ギャル達が追ってこないことを確認すると汗を拭う
「やあ、結(ﾕｲ)ちゃん。今日も元気だね」
「元気が取り柄なんで！」
結は魚屋の店主に掛けられた言葉に笑顔で返す
「ところで結ちゃん。さっき君の親友という人がこれを渡してくれと」
魚屋の店主はポケットから封筒を取り出し、結に手渡す
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