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『ううん…何でもないよ…』
一人考え込んでいたせいで気付けば親が心配しているのに少し胸が痛む…
それから、親が帰った後にノック音がしたのだった…
『はい…』
「類…調子はどう?」
と、そこにはショートヘアのふわふわの髪は焦げ茶とも言える色素の薄い髪色で物腰の柔らかくスラッと細身で身長も高く顔立ちも美しい少女が入ってきたのだった…
類はやっと思い出した…唯一自分には一人だけ幼なじみが居たのだ…その名は…
『秀子…』
類は優しげな少女の名を呼んだ…
「今日は調子良さそうだね…良かった…」
と冗談めかして言う秀子に類はクスクスと笑って二人冗談を言い合っていたのだった…
そして時間も経ち今日の勉強を秀子に教えて貰っていたのだった…
調度戦国の時代織田信長の話であったのだ…
『1582年、本能寺の変で家臣明智光秀に討たれた…か…』
「そうだよ…でも残念だよね…確か49歳で亡くなったんだから…今だったらまだまだ働き盛りのサラリーマンだったんだろな…」
『えー…それはどうかなぁ…こんな凄い戦国武将が今の現代でサラリーマンやってるとか想像しにくいなぁ…』
と何やら変わった例え方をする秀子に類はクスクス笑いながら見ていたのだった…
そして…幾らか時間が経つと秀子が帰る時間帯へと近づいていったのだ…
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