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揺らめく…揺らめく…
私はどうしたんだろう…もう死んじゃったのかな…?
何か胸の痛みも無くなったし…多分…もう…
真っ白な景色…私は…そんな白い暖かい空間の中でただ揺られるまま過ごしていたいと…
――……で――
え?
――…おいで…――
誰…?私を呼んでいるの?胸の痛みしかない…あの世界に…私を呼ぶ人がいるの…?
求めてくれるの…?
「もし…目が覚めましたか…?」
『………あれ…』
余りにも呼び声が煩く目を覚ませばそこには美人とも言える容姿秀麗の切れ長の瞳の美女が立っていたのだ…他に人が居るけど艶やかに自分を静かに見つめるこの人がただ者じゃないって事は理解できた…それで私も不覚にもドキッと心臓が煩く高鳴ってしまい見とれてしまう程美しかったのだ
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