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昨夜の騒ぎなど忘れてしまうかのような快晴。
そんな素敵な日から私の高校生生活はスタートする。
私は部屋にある鏡を見ながら、新しい制服を着た自分を何度も見る。
今日から通う高校を選んだ理由の8割は、制服で選んだと言っても過言ではないほど可愛い制服なのだ。
もはや私の顔は、終始満面の笑みである。
そして私は朝食を済ますため食卓へと移動。
そこにはコーヒー片手に新聞を読んでいる父がいた。
これで顔に、昨夜母にやられたであろう傷がなければかっこいいのに。
「おはよう昴。今日はまた一段とポニーテールが似合ってるな」
はっきり言ってお父さんにそんなこと言われても全く嬉しくないのは私だけの秘密。
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