高校2年生…夏

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『4番キャッチャー新木君』     場内アナウンスが流れた瞬間 3塁側スタンドは沸き上がった。 『かっ飛ばせ~!!新木!!新木!!新木!!』   という声援と     太鼓とメガホンを叩く音   ブラスバンドの演奏する音楽が球場にこだましている。     私が所属するチアガールにふんした 応援部員も踊りながら、新木さんを真剣な面持ちで見ていた。     新木さん…   打って…     私は心の中でそう祈った。
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