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『4番キャッチャー新木君』
場内アナウンスが流れた瞬間
3塁側スタンドは沸き上がった。
『かっ飛ばせ~!!新木!!新木!!新木!!』
という声援と
太鼓とメガホンを叩く音
ブラスバンドの演奏する音楽が球場にこだましている。
私が所属するチアガールにふんした
応援部員も踊りながら、新木さんを真剣な面持ちで見ていた。
新木さん…
打って…
私は心の中でそう祈った。
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