高校2年生…夏

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はぁ… ダメだったか…     と肩を落としたのも束の間     3塁側スタンドには 大きな歓声が沸き起こっていた。     『いけ!!いけ!!』     そんな声のする中、グラウンドでは 3塁ランナーがベースを蹴り ホームベースへと猛ダッシュしていた。     『いいぞ!!タッチアップだ!!いけぇ!!』     と応援してる人の声が聞こえた。     タッチアップ?? 私は応援部に入っていながらも 野球のルールはあまりよく理解していなかった。     でもチャンスなのは間違いない!!     そう思いランナーを見つめる目には かなりの力が入っていただろう。
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