3章 東部解放

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2000年 5月12日 オーシア ウスティオ空軍基地 ブリーフィングルーム 「連合軍はこれよりサピンへ進撃し、フトゥーロ運河を奪還する。」 目標はフトゥーロ運河の前面に展開する地上部隊だ。 基地司令が作戦概要を説明していく。 「作戦には無論、我々ウスティオ軍も参加する。」 「諸君らの奮闘を期待している。必ず作戦を成功させろ」     ブリーフィング後、空軍基地から戦闘機部隊が離陸してゆく。 ピクシーから無線が入る。 《よう相棒。久しぶりの任務だな》 《ああ。まったくだ》 しばらく飛行すると敵の反応を捉える。 《レーダーに反応。敵さんのお出ましか》 イーグルアイのレーダーにはさらに目標がうつっているだろう。 そのイーグルアイから無線が入る。 《敵迎撃機、20機捕捉。各機、交戦せよ》   《了解。ガルム1、交戦》 《ガルム2、交戦》 《ナイト隊、交戦》   兵装セレクターでAIM-120を選択。ミサイルがロックオンされ、計器に発射準備完了のランプが点灯する。 《ガルム1、フォックス3!》 機体から離れたAIM-120は点火し一気に敵機に飛んでゆく。 《ガルム2、フォックス3!》 ピクシーもミサイルを発射。 まわりの機体も次々と中距離対空ミサイルを発射していく。 『敵対空ミサイル接近!かわせ!』 ベルカ軍のSu-27は散開して回避行動をとる。 対空ミサイルの60%が命中し、8機を撃墜。 『操縦不能!脱出する!』 『エンジンをやられた!燃料に引火する!』 『被害にかまうな!対空ミサイル発射!』   ミサイルアラートが鳴り響く。 機体を急旋回させ、ミサイルを振り切る。 ピクシーも回避したようだ。 正面から敵機が迫る。 兵装をAIM-9にセット。 ロックオンして発射。 敵機は真正面から食らって墜落していった。 その後旋回し残存機を捉え、ロックオン。 ミサイルを食らったフランカーは四散する。 『撃墜された!奴ら強すぎる!』 『2機のイーグルをなんとかしろ!』 兵装をガンに切り替え急旋回し敵機に接近。 そしてレティクルに捕捉。 20ミリ砲弾が敵の主翼を粉々に粉砕する。 穴だらけにされたフランカーは操縦不能になり墜落した。   航空戦は結局味方3機が撃墜されたのみで、攻撃に影響はなかった。image=50476179.jpg
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