1章 猟犬、再び

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2000年 2月12日 オーシア北部   雪の降る中を猟犬"ガルム"のエンブレムを付けた2機のイーグルが通り抜ける。 《AWACSより各機へ、ベルカ軍機が都市部に接近中。爆撃機接近を確認》 《ガルム隊、迎撃を頼むぞ》 《了解。撃墜する》 《相棒、降ってきたな。こんな中ベイルアウトは悲惨だ、さっさと落とそう》 《そうだな。》 《ガルム2よりコントロールへ。報酬はきっちり用意しとけ》 《互いが無事であればだ》 《了解。お財布握りしめて、待ってろよ》 俺はラリーとともに機を加速させ、兵装をAMRAAMへと切り替える。 〈爆撃ルートに入る。護衛機、頼むぞ〉 〈相手はヴァレーの連中だ。警戒せよ〉 〈奴らを落として名声を得る〉 エンゲージまで後少し。
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