3章 東部解放

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敵部隊を片付けた後、しばらく飛行していると無線が入ってきた。 《こちら攻撃部隊。目標多数、確認!艦隊までいやがるぞ》 《迎撃機も上がっている、警戒しろ!》 《爆撃を浴びせてやれ!》   獲物を捉えた攻撃機が目標に殺到。 爆弾・ミサイルの雨がベルカ軍基地に降り注ぐ。 警報が基地に鳴り響き、対空砲火があがる。   《ずいぶんと派手な歓迎会だな》 《潰すぞ!投下!投下!》 オーシア軍のA-10がクラスター爆弾を投下する。 被弾した車両が穴だらけになり大破した。   残存車両も30mmガトリング砲を浴び、破壊された。 だがベルカ軍も反撃し、攻撃機7機が撃墜される。   《相棒、そっちはどうだ?》 《予想よりも敵機が多いな。弾薬がかなり減ってきた。》 《やはりそうか。こっちも同じような状況だ。》 《ガルム隊へ、敵機が4機接近している。すまんが迎撃を頼む》 《ガルム2了解。もうひとふんばりだ》 《ガルム1、了解した》   すでにミサイルは撃ちつくしたが機関砲ならまだ余裕があった。 ヘッドオンですれ違いざまに機関砲を浴びせる。 被弾したMig-29は操縦不能になり墜落。   ピクシーも有利なポジションをとり敵機を撃墜していた。 残りは1機。急旋回で高Gがかかるが耐えつつ機関砲を発射。 ばらばらにされた敵機は燃料に引火したらしく四散。 まだまだ戦闘は続く…
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