3章 東部解放

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作戦部隊には海軍の航空隊も含まれていた。 艦隊から発進したのだろう。   しばらく飛行しているとイーグルアイから無線が入った。 《連合軍航空隊へ。迎撃機を確認した。戦闘機部隊は交戦せよ》 《了解!》   戦闘機部隊が散開し敵機へと向かう。 敵機をロックオンしてミサイル発射。 アムラームはSu-33に命中し機体を粉々にする。   戦闘機部隊は被害を受けてはいたが迎撃機を撃墜していた。   敵機がまた迫ってくる。 すれ違いざまに機関砲を撃つ。 キャノピーが穴だらけになり墜落。 《相棒!後ろに敵機だ!》 ピクシーから知らされて気付いた。 《やつら、ステルスか》 自機をとらえたF-35Cが後方についてくる。 ひらりと急旋回して敵機のポジションを外す。 高Gがかかるが耐えなければ敵機に撃たれる。 ピクシーから再び無線が入る。 《相棒!5秒後、左によけろ!》 1…   2…   3…   4…   5…   《"今だ!"》 ピクシーのイーグルが機関砲を撃つ。 左に旋回して回避。 ピクシーは自機の後方についていたF-35を撃墜。 《よし、厄介者は落としたぞ》   攻撃部隊も到着したようだ。 《施設多数を確認した!攻撃に移る!》 《対艦ミサイル、ロックオン!》   攻撃機部隊は港湾施設を攻撃。 停泊していたフリゲート艦が炎上する。 コンテナ船も爆弾が命中し、大爆発を起こす。   停車している車両にもクラスター爆弾を浴びせる。 地上に子爆弾が降り注ぎ、車両が爆発する。   施設は対地ミサイルをくらい炎上している。 『対空部隊、何をしてる!はやく撃ち落とせ!』 『くそっ!爆撃が激しくて反撃できん!』 地上は火柱があがっている。 港湾施設の燃料タンクに引火したのだろう。   『消火急げ!弾薬庫に引火させるな!』 『レーダー施設、壊滅!』 フトゥーロ運河での激戦はさらに続く…
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