3章 東部解放

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しばらく爆撃は続き、沿岸に配置された砲台は沈黙。   進路が確保された運河に連合軍艦隊が突入していく。 「前方にベルカ艦隊確認!対艦戦闘用意!」 「ミサイル、ロックオン完了!発射します!」 艦隊と艦載機が対艦ミサイルを一斉発射。 100発以上がベルカ艦隊に向かう。   『ミサイル多数、来ます!』 『イージス艦はどうした!はやくやれ!』 『航空攻撃によりシステム破損!迎撃不能!』 『各艦、対空ミサイルを撃ちまくれ!』 150発近い対空ミサイルが発射され迎撃を行う。 その後海上ではミサイルが接触、すさまじい爆発が起こる。   『63発撃墜!残存来ます!』 『短SAM発射だ!』 ランチャーが作動し、対艦ミサイル群に向けられる。   各艦が一斉に発射。   しばらくSAMが飛行した後、爆発が起きる。 『12発撃墜!残存さらに接近してきます!』 『主砲ロックオン!撃て撃て!』 弾幕が張られ小さな黒煙があがる。 対空砲弾が対艦ミサイルの至近距離で炸裂し、撃墜。   『CIWS作動!絶対に撃墜しろ!』 CIWSから大量の機銃弾が発射されていく。 機銃の雨に入ったミサイルが四散。   『チャフ投射!』 『間に合いません!命中します!』 ミサイルが艦橋に突き刺さり、大爆発を起こす。 巡洋艦のレーダーやアンテナが粉々になる。 さらに不運だったのは艦の中枢であるCICまでミサイルが損害を与えていたことだった。   『消火、ダメコン間に合いません!』 『総員退艦!』 巡洋艦が傾いてゆく。 乗員が甲板から海に投げ出される。   周辺の駆逐艦やフリゲート艦も被弾して、火災を起こしていた。
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