第1章 襄陽攻防戦

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張コウ 『え、得物が、身体…』 張コウは完全に意味を履き違えていた。 ジェニファー 『ハァァァ。』 ガシッ ジェニファーの蹴りが張コウの後頭部に直撃した。 真剣勝負中に、思考回路が違う方向に向いてしまった為、張コウはジェニファーの攻撃をまともにくらってしまった。 いつの世も女性の色気に惑わせられてしまうのが男の性なのであろう。 ジェニファー 『油断大敵です。 真剣勝負中に気を抜くとは…貴方の負けですね。』 ジェニファーは、自分の発言した一言に張コウが動揺した事をまるっきりわかっていなかった。 張コウは、フラフラになりながらも立ち上がった。 張コウ 『クッ…俺とした事が… しかし、負けは負けだ。 約束は守る。』 張コウは、色気に惑わせられたにしろ、あまりの強烈な一撃に一瞬気を失った。 張コウは、自分自身負けを認め言い訳一つせずに素直に約束を守る事に決め、ジェニファーに降った。
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