Prologue

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「何だコイツ?」 彼は、龍鳳院 神代 (りゅうほういん しんだい)。世界最強の武道家として、有名である。 少し長い漆黒の髪、全てを飲み込まんとする漆黒の瞳。 そして、無駄の無い引き締まった肉体。 ありとあらゆる武器を使い熟す天賦の才能。妙な能力(ちから)が有るとか無いとか。 そんな彼の目の前には、体長約二メートル弱の、口から長い牙を二本生やし真っ黒な体毛で覆われた獣がいた。 神代「狼か? いや、こんなでかいのは、居ないだろうし」 狼?「グルルルル!」 狼?は低い唸り声をあげた。
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