~悪魔のベル~

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『昆虫女』二人が口にしたその言葉が強く強く脳裏に刻まれた。これなら、空気みたいに人目に触れずにいた方がよっぽどマシだ。 今頃、教室内は私の悪口で花が咲いているんだろうな。ただ私の名前を、存在を気付いて欲しかっただけなのに。 それすらも叶わない現実に押し潰されそうだった……。 その後、意識が朦朧とし徐々に薄れていった。
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