第一章~私の存在理由~

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そんな事を思いながら、教室の隅で一人淋しく窓の外を見つめ物思いにふけっていた。 私の名前は、北澤紗英。来年には大学受験を向かえる高校二年生だ。 周りの連中は、男欲しさに本能を剥き出しにしたまま楽しく生きている。その気持ちは分からなくはない。来年になれば、勉強勉強で男に構っていられる時間なんてない。 私の通ってる高校は県内でも有数の進学校だ。それを分かってるからこそ、周りは男欲しさに性欲を剥き出しにしているんだろうな……。
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