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「お・・・お嬢様あ!!」
服に刺さったナイフのことを忘れ、レーナに駆け寄った。
宮子さんの服は、壁から無理矢理離れたせいでビリビリに破けていた。
・・・が、本人は気にするそぶりも見せなかった。
「わあい!宮子さーん!!」
「お嬢様~」
宮子さんはレーナを抱きしめ、ほお擦りをしていた。
「宮子さんも来てたんだねえ!」
「はいぃ。私、お嬢様と離れたくない一心で」
「えへへー。楽しくなるねー」
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