第三章「守るもの」

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「お・・・お嬢様あ!!」 服に刺さったナイフのことを忘れ、レーナに駆け寄った。 宮子さんの服は、壁から無理矢理離れたせいでビリビリに破けていた。 ・・・が、本人は気にするそぶりも見せなかった。 「わあい!宮子さーん!!」 「お嬢様~」 宮子さんはレーナを抱きしめ、ほお擦りをしていた。 「宮子さんも来てたんだねえ!」 「はいぃ。私、お嬢様と離れたくない一心で」 「えへへー。楽しくなるねー」
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