第三章「守るもの」

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「おっ俺そろそろ厨房戻らなきゃ~」 嵐の前にルフォードは立ち去った。 その後ろ姿を恋しそうにレーナが見ていた。 もう夕方になった。 「―で、何なの?」 カレンは今だにお茶をすすり続けているティセラに尋ねた。 「?何がです?」 後ろでは宮子さんとレーナが遊んでいる。(結局レーナは、楽しかったら誰とでもいいらしい・・・) 「だーかーらッ!何で屋敷に来たのかって話!ティ・・・お姉様がここに来るなんて珍しいじゃない。ケイさん(夫)とケンカでもしたの!?」
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