引きこもりなのは…

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夜。 広い屋敷の一室。 電気を付けてパソコンでネットをしている。 この屋敷には誰もいない。 両親は先に死んだらしい。 らしいというのは、それ以前の俺の記憶が曖昧だからだ。 だから、両親の死因も知らないし、どんな日々を過ごしたかも覚えてない。 とりあえず俺はこの屋敷の中でただ一人だということだ。 ちなみに叔父はいるが、会ったことはない。 電話越しからの声しか聞いたことがない。 そして、お金を送ってくれる。ただ、それだけの存在なのかもしれない。 微妙に寂しいのかもしれない。心から信じれる人がいないからかな。 それとも愛する人がいないからだろうか。 まぁ、学校にも行かずに引きこもっている俺が言うことではないな。
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