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「きみ、吉野さんから好かれてるよ。ぼくがきみの好きな人がわかるように、吉野さんの好きな人だって、わかるんだ。」 「おお! 本当か!」 「信じていいよ。」 「凄いなぁ。あぁ、じゃあ明日にでも。……そうか、明日で移動教室も終わりだな。」 「何言ってんの。明日も移動教室だよ。」 「……ああ、短いけどな。」 「うん、短いけど。……」  いつの間にか、おれは眠っていた。そしてその次の日、おれたちは死ぬ気で遊んだ。遊びに遊んだ。移動教室が終わって、帰ったときには、疲れて布団に倒れるように眠った。
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