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カーテンで仕切られた薄暗い店内。 馬鹿店長に4番ついてね。 とケツを叩かれた。 軽く睨んで こいつ後でぶっとばす。 と心に誓う こんばんわ~ と言うあたしは大きめのYシャツのボタンを三つ開けて下はパンツとルーズソックスしか履いていない。 ひどく滑稽に思えた。 でも彼が少し微笑んだから 自分は真っ当な事してるのかと勘違いしそうにもなった。 はじめましてぇ シロでぇす 彼はひどく緊張していそうだった。 こーゆーとこ初めてなんですかぁ? と彼の太ももに手を置く。 細い太ももから伝わる体温はすごく温かい。 彼はうなずくと だから何をしていいかわからないんだ。 と微かに笑った。 そっか とあたしは彼の膝にまたがりYシャツのボタンを外す 入れなければ好きな事していいんだよ 痛いこともダメね。と付け足した。 彼はYシャツとブラジャーを静かに外した。 そして胸にそっとキスをした。 抱き締めてくれないかな? あたしは言われた通り彼の頭を抱き締める。 彼の身体は想像していたほど細くなく 広めの肩はごつごつしていた。 あたしの腰や背中や全てが細くなったような感じがした。 あたしの背中にある彼の手は少しだけ震えていた。
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